地味な彼

前回の記事の続きです。



この日は、青空が綺麗で、晴れ渡っていて、絶好のイベント日和でした。


私は、“S君の地味な友達に会う”という前提でしたので、


服装も適当な普段着で臨みました。


今思うと、スカートとかワンピースとか、もっと可愛い恰好をすればよかった。



彼の格好も、イメージ通り特におしゃれというわけでもなく・・・


・・・イベントのロゴが入った原色のTシャツ(←誰かに、会場の係の人だと間違われて何


か聞かれたそうです)に、地味なチェックのシャツを羽織って・・・


といういでたちでしたので、


私は、(うん、予想通り地味だ。特に男性だと意識して構えて接しなくてもよさそうだ)


と、すっかり安心していました。


彼のズレた気遣いにも、適当ににこやかにしていました。



(あぁ、良い人だ。また会えたら嬉しいな…)


そんな印象でした。


あの日に立ち寄った屋台のお店で飲みながら、私の小話を真剣な目で頷く彼の姿が印象的


で、(あぁ、あの人にもっと話がしたいなぁ)と思ったのでした。


でも、彼も私も、どっちも結婚しているし。


この時点で私は、意識もせずすんなり心のブレーキを踏んでいたのでした。



今思えば、私も彼にまた会いたかったし、向こうもますます私に興味を持ったのでしょ


う。


だけど私は心のブレーキが作動していたので、イベント翌日に、彼とSNSで


「昨日はありがとうございました!楽しかったですね、また3人で会いましょう!」


という言葉を交わした後、またすんなりと日常に戻り、自分から彼に何かしようとは


思いませんでした。



彼から長い長文のメッセージが届いたのは、イベントからちょうど2週間経った


時でした。




好き負けしてる?!

先日のパワーバランスの記事にも書いたが…


「パワーの低い方が、パワーの高い人に惚れる。」


つまり、より深く強く惚れた方が、負け?


“好き負けしてる”ってやつでしょうか。


時々、彼のこと忘れようとして、必死になってる自分がいます。



今朝方、夢を見ました。


彼から電話が掛かってくる夢。


「もしもし。」


って、あの声。はっきり聞こえました。


もしもし・・・って出た自分の声で目が覚めました。


ドキッとしてる自分がいました。




それでも、以前、彼と初めて会う前は、むしろ彼の方が追う側にいたんです。


私は、地味で無口そうな彼には全く興味なし。


写真で見る限り、(ま、知り合い程度かな)くらいにしか考えてなかったんですよね。


ところが、彼の方は、S君を介して私の話を聞き、私の写真を見て興味シンシン


だったようです。


S君から、「彼が『一度shinoさんにお会いしたい』って言ってるんだ~」と、


よく聞かされました。




そして私、S君、彼とで迎えた初対面。


写真の印象とは違って、饒舌で話の面白い彼に、


(思っていたよりいい人だなぁ)と、好感を持ちました。



そして彼のちょっとズレた気遣い・・・


その日はイベント会場にいたんですが、私がさっきトイレ行ったばかりだというのに、


「shinoさん、ここは僕の顔がききますから。どうぞトイレはここ使ってくださいね!」


と、彼が自分の仕事関係の繋がりのある建物を指して言ってきたり、


S君と私が2人、「どこかの屋台のお店に入ろうか、ここにしようか」って決めかけてる


時に、すかさず彼が、


「まぁ、ここに決めちゃいましょう!」


そして、席に着くなり、


「どうぞ好きなもの頼んで下さいよ!」


と。


その時は、S君と彼が、私の分も払ってくれた場面でしたが・・・


彼は自分が仕切って、イイトコを見せたかったんでしょうね。


私的には、(彼が一人で全部奢ってくれるわけじゃないのに、何言ってんだろう・・)


ってちらっと思いました。



そんな彼にちょっとこの人ずれてるなぁ・・・と思いつつも、


「一生懸命さ」みたいなものを感じて、すっかり気に入っちゃったんですよね。


イベントの後半、私はS君がいたので遠慮しながらも、自然に彼の左腕にそっと


手を掛けていました。


本当は、手を繋ぎたかったんですけどね。


それ以上は特に何もなく、自然に楽しく、その日は終わりました。



理知、パワーバランス

恋愛でも何でも。


人と関わる時には、理知を働かせないとダメだ。


彼のことで凄く勉強になった。


好き、という気持ちが強烈すぎて、


「この人が自分にとって良い人か、そうでないか」


ということ。


上手く考えられなかった。


今になって、やっと少しずつわかってきた気がする。




恋愛にはパワーバランスというものがあって、


「より感情を動かされたほうが、パワーバランス上では弱い立場になる」


そうだ。


自分がこの人と話してて楽しい!また会いたい!と思ってても、


相手はそこまでは思っていない、


(邪険にするのも失礼だから、とりあえずこの場は楽しくしておこう)


位にしか考えていなかったとする。


そうすると、この場合は「相手が上、自分が下」になる。



パワーというものは、上から下に流れるものだから、パワーを受け取る側は凄く


楽しく、元気になったように感じる。


でも、パワーを出す方からしてみれば、さほど楽しくはない・・・


そういう意識の差がある2人だと、上手くいかないようだ。


理想なのは、2人のパワーが釣り合ってて、お互いに受け取ったり、与えたりできる


関係なんだろうな。



結局、男女で「釣り合う」というのは、社会的立場や身分というより、


このパワーの釣り合いが取れてることをいうんだな、と腑に落ちたものだ。



ちなみに、彼とではやや彼の方が「強い」感じがしたなぁ。


私→彼 の場合より、


彼→私 のアクションの方が、衝撃も影響も強かった気がする。


自分でも、(私の方が不利かも・・)と感じたものだった。



やっぱり、本当に釣り合う人じゃないと、


楽しい関係は作れないのかもなぁ。




ブログについて

muragonで自分のブログを書くようになって、心に残るブログに沢山出会いました。


心境が重なる人もいたし、全く違うように見えても、好きになれたり。


何かが、自分と通じるから、惹かれるのかなぁ、と思います。



男性が書く文章が面白い、と感じることが多いかな。


文体がきちっとしていて、最初から終わりまで筋が通っていて、読みやすいです。


中でも、男性が書く恋愛体験談が、特に好きです…。


男性目線で、どんな風に感じてるんだろ~と、興味があるし、


自分が男っぽい性格のせいか、よくわかる、共感できる部分も多いですね。


総じて、勉強になります。



もちろん、女性の書く文章も、好きなものが沢山あります。


私よりちょっと年上の方の体験談が、一番心にきましたね。


細やかな文章で、緻密に、しかも大胆に表現されてて・・


最初読んだときにはドキドキしました。


ある時期に、muragonの表現の規制が掛かってしまって、自分が気になっていた


ブログが次々に規制の対象になってしまった時には、ちょっとした事件のように


感じました。


少し、寂しかったですね。



先日から、面白くて愛読させてもらっているブログの後半部分に、


ぽろっとその方の本音が垣間見られて、何ともせつないような、ほろ苦い、


でも、ますます応援したい気持ちになりました。



ブログって、いいですね。